角田光代の彼女のこんだて帖

料理や食べ物の話が好きな人には是非すすめたい小説が角田光代の彼女のこんだて帖です。
食事や料理にからめて短編小説が何点か入っています。
1話ごとに登場人物が変わるのですが、文庫1冊よみすすめていくと各章にでてくる登場人物が少しずつかかわりあってきたり他の登場人物の話の中で後日談がかたられていたりとあきさせないつくりになっています。
小説の内容はおおまかに言うと、主に女性の視点で恋愛や仕事に関して書かれています。
20代後半から30代の女性に向けの内容です。泣ける話というよりも、どの話もほっこりする内容で最後には前向きになっていく話ばかりなので読むと気持ちも明るくなります。
登場人物の年齢や状況が様々なので、読み返すたびに自分の年齢に近い登場人物の話に感情移入してしまいます。
特におすすめなのが第一話のラム肉の話なのですが、最後まで読み進めると彼女の後日談が語られます。
いつも小説を読見返すたびにお腹がすいて食べたくなり料理したくなります。
巻末に各小説ででてきた料理のレシピが写真つきでのっています。
小説の中でも作り方はでているので、レシピをみずとも覚えてしまっている料理もありいます。
レシピを参考に私も中華ちまきと餃子なべをつくってみましたが小説を読んだあとに作って食べると満足度があがります。
角田さんのあとがきのエッセイも、とてもよみごたえがあっておもしろいので文庫のすみからすみまで読んでみて欲しい作品です。