君はどこにでも行ける

ホリエモンこと堀江貴文さんの著書「君はどこにでも行ける」を読みました。堀江さんが訪ねたアジア諸国の現状についてと、今の日本がどうなっているか、これから日本に生きる若者はどうしていけばよいかなど堀江さんの視点から書かれたビジネスエッセイと言うような本です。

一番印象に残ったのは、アジア諸国と比べて今の日本はそれほど経済力に差がなくなってきてしまっているということ、それどころかタイなどより賃金が低い場合もあるといった内容でした。今日本はかつてないほど安売りの時代に入っており、このまま閉じこもったままでは将来どんなことになるかわからない。それよりも世界に目を向けて、自分の可能性が試せそうな場所に飛び込んでみたらいい。海外に行くのが難しいと感じる壁は自分自身が作っているもので実際はそんなに難しくないんだ、どんどんやりたいことをやっていけばいい、そんな堀江さんの若者へのメッセージが詰め込まれた良書だったと思います。各国の現状を紹介している部分も、景気がいい国ではキャバクラのお姉さんがかわいいとか、堀江さんの実体験に基づいた持論が書いてあって面白いです。

世界の中で今日本がどういう立ち位置にいるかといった視点は、日本にずっと住んでいるとなかなか持ちにくい視点です。特に以前の成功体験がある50代以上の人にとっては今日本が力を失いつつあるという現状からは目をそむけたくなるでしょう。また成功体験がない40代以下の人たちにとっては世界から見て日本がどうかという事には関心がないというか今目の前の仕事をこなすことが精いっぱいで世界に目なんか向けてられないという人が多いと思います。

そんな内向きになりつつある日本人に、もっと明るい方を向こうよ、やりたくない仕事なんかやめて世界中どこでも行ってやりたいことを見つけたらいい、と堀江さんは著書の中で繰り返し訴えます。

私自身も2年ほど海外で生活した経験があるので、堀江さんがおっしゃることにはとても納得がいきます。自分が生まれた国でだけ暮らしているとどうしても価値観が固定されすぎますし、内向きな思考になってしまいます。特に今の日本は超高齢化社会で、将来の事など気にしないご老人が若者の不安を必要以上にあおってきたりもしますので、一度日本を離れ、世界に目を向けて自分の生き方を探すというのはどんどんやった方がいいと思います。