小説、夜市

夜市が面白かったです。
ホラー小説なのに怖い感じが無くて、不思議の国に行ってしまった主人公みたいな感じでした。
ホラー小説にありがちな人が理不尽に殺されたり復讐したり等という感じのホラーではなかったので少し肩透かしを食らった気分でしたが、こういうファンタジー系の小説が大好きなので、すらすら読むことができました。
なので「ホラー系はちょっと…」という人にもおすすめできると思います。
こちらは最後には弟を助けるために行った夜市に、自分が夜市に獲り込まれて終わってしまうという展開になるのですが、希望のある感じで終わっています。
夜市には一緒に風の古道という小説も同時収録されているんですがそれも不思議な世界に迷い込んだという設定です。
当然ホラーなので人は死にますが、ホラー小説はもっと「死」に対して生々しい感じがあったので結構あっさりとした感じが印象的でした。
それと一緒にこれは人が死ぬことに対してあまり焦点を絞ってないんだという事が分かりました。
死んで2人はその人を生き返らせるための旅に出かけます。
ですがその道中での主人公の葛藤や行動等に重きを置いているので、ホラーとは違った感じでみられてよかったと思っています。